発売日:2021.09.29
価格:¥1,980(税込)
発売元:LAUNDRY RECORDS / PINEFIELDS
販売元:Japan Music System
DATE |
11/5 (金) |
---|---|
会場 |
高松DIME |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 205-789
|
GUEST BAND |
DATE |
11/12(金) |
---|---|
会場 |
仙台MACANA |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-342
|
GUEST BAND |
DATE |
11/19 (金) |
---|---|
会場 |
福岡CB |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-232
|
GUEST BAND |
DATE |
11/22 (月) |
---|---|
会場 |
広島SECOND CRUTCH |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 201-641
|
GUEST BAND |
DATE |
11/26 (金) |
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会場 |
名古屋CLUB QUATTRO |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 205-428
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GUEST BAND |
DATE |
11/28 (日) |
---|---|
会場 |
新潟GOLDEN PIGS RED |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-380
|
GUEST BAND |
DATE |
12/4 (土) |
---|---|
会場 |
札幌BESSIE HALL |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 203-997
|
GUEST BAND |
DATE |
12/9 (木) |
---|---|
会場 | 梅田CLUB QUATTRO |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 204-063
|
GUEST BAND |
DATE |
12/23 (木) |
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会場 |
渋谷CLUB QUATTRO |
詳細 |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 204-636
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GUEST BAND |
DATE | 会場 | 詳細 | GUEST BAND |
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11/5 (金) |
高松DIME |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 205-789
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11/12 (金) |
仙台MACANA |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-342
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11/19 (金) |
福岡CB |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-232
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11/22 (月) |
広島SECOND CRUTCH |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 201-641
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11/26 (金) |
名古屋CLUB QUATTRO |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 205-428
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11/28 (日) |
新潟GOLDEN PIGS RED |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 206-380
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12/4 (土) |
札幌BESSIE HALL |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 203-997
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12/9 (木) |
梅田CLUB QUATTRO |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 204-063
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12/23 (木) |
渋谷CLUB QUATTRO |
OPEN/START お問い合わせ Pコード 204-636
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チケット料金 3,500円
※全自由・未就学児入場不可・ドリンク代別途必要
■「半熟割」高校生以下の来場者には¥1,000(税込)-(全会場キャッシュバック)
※ご入場時にチケットと学生証、もしくは小学生、中学生、高校生であると言う証明が出来るものを必ず持参。
一般チケット発売
10月23日(土)10:00~
ローソンチケット https://l-tike.com/
チケットぴあ https://t.pia.jp/
――
2019年に復活を遂げて、シングル『Start From Scratch』のリリース、お披露目ツアーの開催と続け、2020年にはフルアルバム『AIN’T SEEN NOTHING YET』を発表しました。バンドとしては高まりに高まったと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、リリースツアーは初日の京都MUSE以外、すべて中止。ライヴバンドは皆もどかしい時間を過ごしてると思いますが、その中でもEGG BRAINは特にそうだったのかな、と。
JOEY
でも、割り切れた方やと思いますけどね、EGG BRAINは。
――
ツアー2本目を予定していた高松DIMEを中止にしつつ、同時刻にInstagramでライヴを配信されました。時期としては2月末、微妙なタイミングでしたよね。
Uchie
ライヴをやってるバンドはやってる時期だったけど、ウチらとしてはいち早く止めようと決断して。ただ、何かはしたいなと思ったんです。
――
その後、多くのバンドが配信ライヴをするようになりましたけど、そのときはあまり目にすることがなかったですよね。
JOEY
EGG BRAINって、ライヴをキャンセルしたことがなかったんですよ。だから、楽しみにしてくれてるお客さんのことを考えると、めっちゃ後ろめたさがあって。とは言え、日本の政府が言うてるんやったら仕方ないけど……その中で何かできないかなと思ったとき、Uchieが「インスタライヴしよう」ってボソッと言うて、「それ、絶対にやろう!」となりました。
――
そんなに急遽な判断だったんですね。
Uchie
ちょうどその日にライヴがキャンセルになったライヴハウスが心斎橋にあったから、「2時間だけでいいからちょっと貸して」ってすぐ連絡して。
JOEY
音とかも悪かったと思いますよ、いきなりやったんで。
KUN
スマホでそのまま撮っただけでしたからね。でも、いろんな意味でライヴ感はあったんちゃうかな。
――
その後もバンドとしては動けない時期が続きました。モチベーションが保ちにくかったと話すバンドも多いですけど、みなさんはいかがでした?
KUN
メンバーでミーティングをして、やれることはやろう、と。あと、練習をしまくりましたね。復活から1年は経ったとは言え、休んでる時間が長かったから。
――
しっかりと切り替えることができた、と。
JOEY
そうっすね。ただ、やっぱり最初はどこに向かって曲を書けばいいのか、わからなくなったし。でも、切り替えてからは、ギターのトレーニングをしたり、コードの勉強をしたり、改めて自分のプレイを見つめ直したり。スタジオに入るようになってからは、ちょっとずつ曲作りも進めていきました。だから、もちろんマイナスなこともあったけど、総合的に考えれば、バンドにとってプラスの時間にできたんじゃないかなって思ってます。
――
周りを見渡すと、メロディック界隈のバンドはピタッと動きが止まってたじゃないですか。そんな中、EGG BRAINはファンから映像を集めて「Dear My Friends, Thanks For A Miracle」のMVの制作したり、卵倶楽部というファンコミュニティを立ち上げてたりもして。ずっと待っててくれたファンへ何かしら届けたいという気持ちがあったように見えました。
KUN
何が正解か不正解かわからないから、思いついたことはやっていこうというスタンスになったんですよ。
JOEY
新しい人に届けるというよりも、ずっと応援してくれてるファンとの絆を深めればというか。それで、いざちゃんとやれるようになったとき、周りのみんなを巻き込んでいくみたいなイメージでしたね。
――
実際に動いてみて、ファンと繋がってる感触が心強かったりも?
Uchie
それはありました。
JOEY
前向きな言葉をもらえたし、励まされることも多かったですね。
――
身動きがなかなか取れない中、曲作りを進めていたということですが、これまでとは状況が異なったわけじゃないですか。そのあたりはどうでした?
JOEY
単純にゆっくりは作れましたよね。じっくりと準備して、「これ以上ないな」っていうところまで仕上げてからレコーディングにも臨めたし。これまでだと、時間に追われることもあったし、レコーディングに入ってから調整することも想定してたから。
KUN
結構、レコーディングしてる最中に(アレンジが)変わっていくことも多かったんですよ。
Uchie
それこそ、『AIN’T SEEN NOTHING YET』なんかは、まさにそうやったし。
KUN
今回は、形がちゃんとできた上で、あとはしっかり録るだけ、みたいな。
――
バンドって、リリースツアーが終わって、ようやくその作品がひと段落するみたいなところがあるじゃないですか。そういう意味では、ツアーを完遂できない状態の曲作りだったわけで。
JOEY
だから、最初に全然作れなかったっていうのはそれですよね(笑)。
Uchie
消化しきれてないっていう。
KUN
でも、僕らって結成当初から(レーベル代表だった)松原さんにめちゃめちゃウェイトをかけられてて(笑)、ツアーファイナルにはその次のリリースを発表してて。だから、ツアー中に次回作を制作するっていうこと自体はやってたんですよ。
――
過酷なスケジュールの経験が今になって活きた、という(笑)。
KUN
かもしれないです(笑)。
――
曲作りをしていく上で、どういったことをイメージしましたか?
JOEY
僕個人としては『AIN’T SEEN NOTHING YET』はライヴでの盛り上がりを意識した作品だったんです。でも、そのツアーがまわれなかった。答え合わせができなかったというところもあって、ライヴをそこまで意識しないで考えましたね。だから、新しい感覚で作っていったところもあって。
――
EGG BRAINって、モッシュやダイブがなければ物足りない、というバンドでもないと思うんです。だから、スタンディングのライヴハウスではなく、座席があるホールでもやれるような曲にフォーカスするようなことも考えたり?
Uchie
リズムに関しては、そこも考えましたね。「Breathe」なんかはまさにそう。座って聴いてもいいし、街中のBGMとしても溶け込むようなリズムだから。ただ、こういう状況だからやってみたというより、以前から考えていたアイデアを具現化してみた、っていう方が強いかなとは思います。
JOEY
だから、全体的なムードとして、かなり歌モノにはなってるのかな。
――
流れとしては、昨年12月に「GiveÜ Chips!」、今年1月に「Sunset Dream」4月に「Breathe」を配信リリースして、今回のミニアルバム『6 KICKS IN YOUR ASS』に繋がってるわけですけど、具体的にリリースを考えたのはいつぐらいだったんですか?
Uchie
昨年の秋ぐらいですね。曲がちょっとずつでき始めたとき、どうしようかみんなで考えたんです。ただ、『AIN’T SEEN NOTHING YET』のツアーが消化できてないから、まずは配信という形で新曲を出していこう、と。で、その後もバンドとしては(社会情勢的に)動かれへんくなったから、配信した曲を含めたミニアルバムを、っていう流れでしたね。
――
ミニアルバムというサイズの想定は早い段階から?
JOEY
うん、そうでしたね。
――
大体、ミニアルバムだと6曲か7曲ぐらいじゃないですか。そのうち、3曲が配信されてると作品的な楽しみが薄れることもあるだろうけど、それよりも何かを届けたいという気持ちが勝ったような?
JOEY
それはありましたね。『AIN’T SEEN NOTHING YET』を出してから1年ぐらいは経ってしまったし、待ってくれてる人たちを喜ばせたいな、と。
KUN
それに、今やってるツアーでも(配信した)新曲たちはプレイしてるんですよ。
――
あっ、現在のツアーは『AIN’T SEEN NOTHING YET』のリリースツアーを踏襲してるわけではないという。
KUN
そうですね。普段だったら、その作品にフォーカスしたセットリストでツアーはやりますけど、今のツアーは過去、現在、未来が完全にクロスオーバーしてますね。それに、お客さんもいい感じで受け止めてくれてる実感があったりもして。
――
では、『6 KICKS IN YOUR ASS』の内容について話を伺っていきます。全体的にEGG BRAINの全部入りみたいな印象があったんですよね。爽快なポップパンクがあれば、攻めたロックもあり、聴かせる曲もある、っていう。それこそ、1stミニアルバム『7 DISHES YOU WANNA EAT』もそういった作りでしたけど。
JOEY
それは選曲する段階で考えて、そうしました。
KUN
それこそ、候補曲は20曲以上あったんですよ。
Uchie
どのジャンルも網羅できるような曲をセレクトしよう、って。
――
曲を作っていく上で、コロナ禍の現状を切り取ろうみたいな考えはありましたか?
JOEY
今回に関してはないですね。
KUN
それよりも、よりEGG BRAINらしくやればいいんじゃないか、って。
――
では、いちばん最初に配信もされた「GiveÜ Chips!」ですが、エネルギッシュなパーティーチューンになりました。
JOEY
みんな、元気がないと思ったんですよね。
――
これは早い段階から作ってた曲?
JOEY
僕個人としては自粛期間に入ってすぐ作ったんですけど、バンドとして合わせたのはいちばん最後かな。ダウンチューニングなのもあって、「ライヴでやりにくいかな?」とか、いろいろ考えて、メンバーにはずっと聴かせてなかったんです。でも、そんなことはどうでもいいかなと気づき(笑)、3人で合わせてみた、っていう。
KUN
新しさを感じましたよね。それに、いろんなことへチャレンジするいいタイミングかなとも思ってたし。
――
やっぱり、配信第1弾として、力強い曲を出したいという気持ちもあったり?
JOEY
実は「GiveÜ Chips!」と「Sunset Dream」でどちらを最初に出すか迷ったんですよね。
KUN
そこはめっちゃ話した気がする。
JOEY
新しさのある「GiveÜ Chips!」か、今までのような疾走感のある「Sunset Dream」か。
KUN
振り返ると、活動再開して最初に出したのが「Start From Scratch」で、次にMVにしたのが「Dear My Friends, Thanks For A Miracle」。で、そこに「Sunset Dream」が続くと、ちょっと振り幅的に弱いというか。
――
そうだったんですね。それに、新しさはあれど、EGG BRAINらしさはそのまま残ってますよね。奇をてらったわけじゃなく、新たな色味が加わったような気がしてます。
KUN
そうですね。やっぱり、完全に変わっちゃったと思われるようなことはちょっと違うだろうし。
Uchie
そうなると、寂しさもありますからね。
――
歌詞としては「パーティーしようぜ」や「ポテトチップス食おうぜ!」といった楽しげなことを綴ってますよね。
Uchie
この歌詞を読んだとき、10-FEETの「1sec.」を思い出しましたね。あれって、ピザパーティーの話じゃないですか。
JOEY
あ〜、近いかも。実はこの歌詞、ちょっと挑戦的なところがあって。EGG BRAINには、カッコいい系、爽やか、おちゃらけたハッピーっていう3タイプの曲があって、それぞれ曲のムードと同じような歌詞を乗せてたんです。でも、そこをミックスしたいなという気持ちがあって、この「GiveÜ Chips!」だと、カッコいい系におちゃらけた歌詞を乗せた、っていう。そういう遊びがあるんですよ。
――
楽しげな曲として聴くのはもちろんですけど、深読みしても面白いなと感じてて。曲中ではチップスと表現してるけど、それを曲や言葉に置き換えて、何かしらを感じてもらえるように、こんなご時世でも届けるよ、みたいな。
JOEY
歌詞を書いた時点ではそこまで考えてはいないんですけど、たしかにいろいろと想像できるかもしれないですね。
――
また、MVはJOEYさんがプロデュースされたんですよね。
JOEY
やらせてもらいました。自粛期間もあって、映像にも興味を持ったんです。ひとりじゃわからへんことも多かったけど、周りの友人に協力してもらい、自分が想像するモノを作ってみましたね。
KUN
ただ、撮影の詳細はほぼほぼ当日に知りましたけど(笑)。
――
お二人は何を撮るのかよくわからないまま、撮影へ向かう、と(笑)。
Uchie
ざっくりとは聞いてたんですけど、細かいところがわからないから、服装もどうすればいいのか、みたいな。で、撮影前日の夜中に一応の行程を書いたメールが届いて、確認したら「プールに飛び込む」って書いてあって。
KUN
12月ですよ、撮影(笑)。
一同
ハハハハ(笑)。
JOEY
いろいろありましたけど(笑)、自分としてはいいモノが撮れたと思ってますね。
――
冒頭を飾っている「Sunset Dream」はEGG BRAINらしい疾走感のある曲です。
KUN
ライヴでどんどんやっていきたいですね。
――
印象的なのは、ド頭や中盤に出てくるシンガロングのパート。これは、声が出せない今だからこそ、出てきたアイデア?
JOEY
作ったときは、そこまで考えてなかったかな。イメージとしては、スタジアムでやるような感じで。
Uchie
スタジアムでみんなが歌ってる絵を思い浮かべながらコーラスを入れました。
――
曲のスケール感を増幅してくれますよね。
Uchie
ライヴでもやってはいるんですけど、メンバー2人だけのコーラスだと、どうしてもあのスケール感が出なくて。だから、今は電子パットを導入して、声を足してやってますね。
KUN
今は(お客さんが)声を出せないんで。本来ならば、みんなで歌えるのがいちばんいいんですけど。
――
あと、絶妙に突き抜けないポップさがいいなと思ってて。
JOEY
あ〜、EGG BRAINって突き抜けちゃいますもんね。
――
ポップな曲なんですけど、その中に哀愁も感じられるし。キャリアを重ねてきたバンドだからこそ、出せるニュアンスだな、と。
JOEY
勉強し直したのもあって、コード感はかなり考えましたね。
KUN
「こっちがいい」とか「いや、あっちの方がいいんじゃないか」とか、めっちゃ比べたりもして。
Uchie
この曲やっけ、「SEVENTEEN」の10年後って?
JOEY
そうそう。だから、仮タイトルは「27」でした。めっちゃ最初のころですけど。
――
そういった想定があったんですね。
Uchie
だから、「SEVENTEEN」が底抜けに明るい朝みたいな感じやったから、「Sunset Dream」は哀愁のある夕暮れみたいな感じになってて。
――
そして、4つあるうち、1つ目のサプライズとして配信リリースされた「Breathe」は、憂いや嘆きを詰め込んだ、抉るような1曲です。少し意外なアプローチにも感じました。
KUN
ただ、初期のころにもそんなような歌詞はあったんですよ。でも、そのときは若すぎて表現しきられへんみたいな。やっぱり、30代半ばを超えて、こういうテンポ感もできるように、味が出せるようになったんちゃうかな。
――
救いがないようなことが歌詞としては綴られてます。
JOEY
これは僕の絶望感ですね。自分が経験したことでもあるし、みんなも経験してるようなことだと思うんですよ。「今の仕事は嫌やけど、一歩踏み出せない。でも、しんどい」みたいな。自分の中ではめずらしいタイプの歌詞やけど、みんなの気持ちに寄り添えるような曲にはなったのかなと思ってます。
――
「Space Invader’s Song」はらしさ溢れるポップパンクですけど、ド直球じゃないのもニヤリとさせられました。
KUN
そうなんですよね。実は直球じゃないっていう。
Uchie
歌詞の世界観を知ったとき、ふざけ狂ってるなと思った曲です(笑)。
一同
ハハハハ(笑)。
――
SFを基調とした歌詞ですけど、ぶっ飛んでますからね(笑)。
JOEY
この曲は、さっき話したカッコいい系、爽やか、おちゃらけたハッピーの3つが混ざってるんですよ。カッコよくて疾走感もあり、遊び心満載な歌詞がある。そう言えば、Uchieは「どこがサビかわからん」ってずっと言ってましたね。
Uchie
どれが正解なのか、最後までわからなかったんですよ。
JOEY
サビみたいなところはあるけど、その後に大サビみたいなのがくるから、それで結構わからなかったみたいで。
Uchie
最初、大サビがサビやと思ってたから、「その前にあるCメロみたいなのは何?」って聞いたら「それ、サビやで」って言われました(笑)。
一同
ハハハハ(笑)。
KUN
実は、前々からこういうサビの後にまたひとつ盛り上がるような曲を作りたいという話をしてたんです。だから、それができたんやと思ったけど、どういうアプローチで仕上げていくのかは悩みましたね。
――
何かがキッカケになって答えが出たんですか?
KUN
プリプロのときなんですけど、もうアホになろうと思ったんですよ。小難しく考えずに、「もっと宇宙人が来た!」みたいな感じがすればいいんだな、って(笑)。
――
振り切ってしまえばいいんだ、という。
JOEY
あと、1stフルアルバム『WHAT’S GONNA COME OUT』に出てくるジェームズくんの10年後じゃないですけど、成長した姿がわかるのもポイントだったりして。
――
マンガでも、キャラクターが同じ作者の作品でまたがって登場することがありますよね。
JOEY
そんな感じですね。そういうのも楽しんでもらえればな、と。
「Night Race」はヒリヒリするような緊迫感のあるロックナンバーになりました。これはEGG BRAINにおける真骨頂のひとつだと思います。
JOEY
まさにそうですね。
――
どのタイミングでも、ライヴでフロアを点火してくれる曲だと感じました。何だかんだ、メロディック界隈のバンドのライヴって、2ビートが起点となることが多いじゃないですか。でも、EGG BRAINはそうではないっていうのがわかる曲にもなっているのかな、と。
KUN
最初のころは、ずっとそこと戦ってましたね。それに、8ビートの方がメロディーが入ってきやすいというもありますし。
――
それに、ロックの本道的な曲って、色褪せることがないじゃないですか。
Uchie
10年経とうが、しっかり聴けますからね。
KUN
あと、この曲はMVも撮ってて。
――
どんなイメージなんですか?
KUN
車のスクラップ工場で撮影したんですけど、光もガンガンに使ったり。
JOEY
照明も派手にして。
KUN
深夜まで撮影して、そのまままさに「Night Race」な感じで地元に帰りました(笑)。
一同
ハハハハ(笑)。
――
MVを撮ったということは作品の顔になるような存在と考えてます?
KUN
ちょっと話がズレるかもしれないですけど、今、フルアルバムをしっかり聴き倒す人って少ないと思うんですよ。
――
サブスクの時代ですし、曲単位で楽しむ人も多いですからね。
KUN
リストから★がついてる曲を中心に、みたいな。でも、6曲ぐらいのミニアルバムだと通しで聴いてもらえるだろうし。だから、シングル集ではないけど、どれも違うアプローチをしてるから、僕らとしては全部が推し曲だし、顔になれると思ってて。
JOEY
だから、全曲、MVを攝りたいぐらい。
――
作品を締めくくる「Embers Of My Youth」は、ゆったりとしつつ、いいテンション感があって。それがより胸を打つし、刻み込まれるような印象すらあります。
JOEY
これはUchieのリズムがキッカケでしたね。
Uchie
三拍子の曲がやりたかったんです。EGG BRAINだと、シングル『SEVENTEEN』に入ってる「TONIGHT」という曲だけしかなくて。
KUN
しかも、会場限定の作品なんですよ、それ。
――
知る人ぞ知る、みたいな。
Uchie
当時は「難しいし、表現しずらいな」と思ってたけど、今ならやれるんじゃないか、って。そうしたら、想像を超えて、いい形になりました。
JOEY
いい感じのテンション感があって、最後はエモーショナルに盛り上がれるし。
――
じっくりと耳を傾けながら拳を握りしめるような曲だと思います。
KUN
もしかしたら、身動きが取れない分、しっかり曲を聴こうとする今のライヴハウスシーンでより響く曲かもしれないですね。
――
ライヴについても聞かせてください。コロナ禍においてもできる限りライヴをやってきた中で、手応えという点ではいかがですか?
KUN
個人的には、ライヴの本質が見えてきたというか。そういったところでも手応えはありますね。
Uchie
もちろん、全員が全員、来てもらえる状況ではないじゃないですか。みなさん、いろんな事情があるから。そこを踏まえた上でも、メンバー3人の中では毎回アップデートできてるし、日に日に状態が良くなってると感じてます。だから、早くみんなが遠慮なくライヴハウスに来れるようになって、今のEGG BRAINを観て欲しいなと願ってるんですよ。
JOEY
めっちゃいい状態やと思うし、コロナ禍でもすぐに動けた3人やから、こうなれてるのかなと感じてます。
インタビュアー:ヤコウリュウジ
JOEY
ハロー!ようやくみんなに全曲聴いてもらえる日が来るね!「6 KICKS IN YOUR ASS」はEGG BRAIN史上一番遊んだ作品です!ワクワク、ドキドキ、ニヤニヤしてください!笑
楽曲製作、音源製作はもちろんやけど、CDジャケットのデザインまで全部にたずさわった。いっぱいこだわった。
今までの日常が無くなって立ち止まって、失ったもの、得たもの、見えたもの、感じたもの、気づいたもの。今やりたいこと全部やった。リアルな3人が詰まってる。どんな状況でも前に進んでいくで。みんなよろしくー!
KUN
さてさてやっと自粛期間に制作していた新曲達を発表できることになりましたー!
本当ならもう少し早くにお届けするはずだったんですがね、、すみません!
是非ともニューソング達を聴き込んでまた各地のライブハウスに行くので遊びに来てください!待ってるでー!
Uchie
えぇアルバムでますねん。
なんしかヨロシク。
₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾